口腔ケア事業──3か月の検討から学んだこと
この3か月間、ある口腔ケア商品の事業継承について真剣に検討してきました。しかし、最終的にはその話を前に進めることができず、今回は断念するという決断を下しました。
もちろん、完全に話が終わったわけではなく、再交渉の余地がゼロということでもありません。それでも、今回の経験を通じて「なぜうまくいかなかったのか」、その原因を冷静に整理することで、多くの学びを得ることができました。
【うまくいかなかった3つの理由】
- ゴールを明確にしていなかった
私は「この会社は高齢の経営陣が事業を誰かに引き継ぎたいのだ」と思い込んでいました。ところが実際は、赤字事業を有償で手放したいという意図が見えてしまいました。その意識のギャップが信頼関係を損なう結果となってしまいました。 - 自分の覚悟が不十分だった
会社に内緒で副業を始めることに対して、自分自身が最後まで踏み切れませんでした。相手には伝えていたとはいえ、私の中に「本当にやれるのか」という迷いがあったのです。 - 先方の意思統一が取れていなかった
先方は合同会社で経営者が3人いましたが、三者三様の意見があり、事業方針が定まらない印象を受けました。意思決定の遅さや不明瞭さは、大きなリスクだと感じました。
【今回学んだ5つの教訓】
- 会社を創ること自体は簡単、でも売上を作るのは難しい
- 事前に確認すべき点は想像以上に多い──特に仕入れルート、メーカーとの信頼関係は最重要
- 副業禁止の会社では、裏で事業を進めるのは危険
妻を社長にする手段で法的には回避できたように見えても、実質的な支配者が自分なら会社との信頼関係を損なう恐れがあります。 - 信頼できるパートナーが必要
資金力がある、または独自技術をもった企業との連携が望ましい - 合同会社で複数の経営者がいる場合、特に高齢の方が多いと意思統一が難しい
【まとめ──「見切り発車」を避ける勇気】
起業において、勢いも大切ですが、「見切り発車」は最も避けるべき行動です。今回、あえて途中で手を引いたことが、結果的には最善の判断だったと思っています。今後も定年までは地道に準備を重ね、退職と同時に本格的に事業をスタートさせたいと思います。
こうした「失敗談」も、これから起業を考える方々にとって、きっと何かのヒントになると思います。成功だけでなく、うまくいかなかった体験も発信していくことで、誰かの役に立てれば幸いです。
あなたは起業に向けて、どんな準備をしていきたいですか?
ぜひ、コメントなどであなたの考えや体験もシェアしていただけたら嬉しいです。